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2019/6/5ブログ
本日のテーマ【酸蝕歯~さんしょくし~】
こんにちは!歯科衛生士の牛島です。
暖かくなってきましたね、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
本日は酸蝕症についておはなしします!
歯が溶けると聞くと虫歯を連想する人が多いと思います。
でも虫歯じゃないのに歯が溶けてしまうことがあります。
これは酸蝕症(さんしょくしょう)と呼ばれるもので、主に長年の食生活から起こっています。
特徴です!!あてはまるものはないですか?
・歯の先端が以前より薄くなってきた ・冷たいものでしみやすくなってきた
・歯が黄色っぽくツヤが無くなってきた ・歯が小さくなってきた
・歯の表面にガタガタと段差が出来てきた ・詰め物が浮いたように歯と段差ができてきた
~酸蝕症の原因は?虫歯との違いは?~
歯は体の中で1番硬い組織で、かなり頑丈に出来ています。
ですが酸には弱く、長い間酸にさらされると溶けてしまう弱点があります。
虫歯は虫歯菌が作り出した酸によって歯が溶かされ穴が開く病気ですが
酸蝕症というのは虫歯菌が関与せずに酸が歯に直接触れて起こる現象です。
主な原因①
食品に含まれる酸…飲む健康酢、酢の物、レモン、
柑橘系100%ジュースなどを健康にいいと思って頻繁に
口にしていると、酸が徐々に歯の表面を溶かしてしまいます。
主な原因②
胃酸の逆流…逆流性食道炎の人は胃液がお口の中に上がってきて歯を溶かしてしまいます。
過食嘔吐の人も同様です。胃酸は非常に酸が強いので歯には大敵です。
虫歯は部分的に歯が溶かされていきますが、酸蝕症の怖いところは、
歯が全体的に溶けていく事です。また、変化がゆっくりと起こるため
気づきにくいのも難点です。心当たりのある人は食生活や
胃の調子を今一度見直して見ましょう!
余談ですが、最近流行りの味のない炭酸水も歯を溶かしますのでご注意を!