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2020/7/21ブログ
本日のテーマ【唾液のチカラと齲蝕の関係について】
皆さんこんにちは!歯科衛生士の小林です。
本日は唾液のチカラと齲蝕の関係についてお話しさせていただきます。
皆さんは、普段お口の中の乾燥、気になりますか??
年々唾液の量が減ったり、口呼吸、水分補給をしていないなどの理由で口腔乾燥の症状が現れます。
唾液には次のような役割があります。
- 自浄・洗浄作用
粘膜や歯の表面を覆い、咀嚼時に食べ物を付着しにくくしたり、洗い流したりする
- PH緩衝作用
唾液中の重炭酸塩により、プラーク中のPhが急激に低下するのを防ぐ
- 再石灰化作用
唾液中のカルシウムやリン酸塩などのミネラル分が、歯を修復する
このようなことから唾液の減少や唾液の能力低下により齲蝕のリスクが高まります。
若年者の齲蝕では、原因となる糖の摂取頻度や量などに受けやすく、
一方高齢になると唾液が減少する人が増え、
唾液の変化が齲蝕にダイレクトに影響するようになります。
また、高齢者は歯の根元が歯肉退縮により露出していることが多くあります。
露出した根元は上部(エナメル質)と比べ特に耐酸性は低く、
虫歯にもなりやすいので
高齢者や唾液量の減少した患者様の齲蝕予防指導では、
食事の際によく噛んで食べることで、
刺激時の唾液を十分出すことを推奨しています!
また食間にもキシリトールガムを噛み、
刺激時の唾液を頻繁に出させることなど、
pH緩衝作用を意識していくことが重要です。
もし心当たりのあることがありましたら、
早期に歯医者にかかっていただき、
これらの対策やフッ素塗布も有効的ですので、
ぜひご相談くださいね☆