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2019/7/10ブログ
本日のテーマ【歯周ポケット】
こんにちは!
歯科衛生士の加藤です。
本日は歯周ポケットについてお話しします。
皆さんは「歯周ポケット」というワードを聞いたことはありますか?
CMで何度か耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まず、歯科業界誌のとある記事を抜粋させていただきます。
「歯周ポケット」とは、歯と歯茎の間の細い溝のことです。
溝の深さは、健康な人で1~2mmです。
その溝の深さは歯周病の悪化に伴って深くなります。
歯周病菌で溝の底が破壊され、徐々に溝が深くなるのです。
その深さが4mmを超えると歯周炎(歯槽膿漏〈のうろう〉)といわれるようになります。
永久歯は通常総計28本あります。あくまで仮定の話ですが、28本すべての歯の全周に5~6mmの歯周ポケットがあるとします。
その場合、歯周ポケットの表面積の合計を計算すると72㎠になるそうです。縦8cm、横9cmの長方形は、実に【手のひらサイズ】です。
手のひら全体に小さな傷があり、そこに細菌や菌の毒素が充満している状態を想像してください。
体全体にも影響がありそうですよね。
手のひら全体に細菌が充満している…と考えるだけで怖いですね!
歯周病の原因は【細菌】であり、歯科医院で定期的な検査やクリーニングを行って【細菌のコントロール】をしていくことが大切ですね。
また、歯茎がはれぼったい、血が出るなどの症状がある方は早めに歯科を受診していただき、お口の中の状態に合わせたセルフケアを一緒に考えていきましょう!