感染対策についてのお知らせ
      当法人が特に取り組んでいる10つの目標

新着情報

             診療時間

北海道北広島市の歯医者 さいわいデンタルクリニック(HOME)新着情報ブログインビザラインとワイヤー矯正の併用治療:メリット、デメリット、適用パターンを徹底解説

新着情報

2024/4/6ブログ

インビザラインとワイヤー矯正の併用治療:メリット、デメリット、適用パターンを徹底解説

インビザラインとワイヤー矯正の併用治療:メリット、デメリット、適用パターンを徹底解説

歯の矯正治療において、患者さんが最適な方法を選ぶことは、目指す美しい笑顔への重要な一歩です。近年、インビザラインというマウスピース型矯正器具が注目を集めていますが、伝統的なワイヤー矯正との併用治療が可能であることをご存知でしょうか。この併用治療は、インビザライン単独では難しい複雑な歯並びの問題に対しても、より効果的にアプローチできる可能性を秘めています。しかし、どの治療方法を選択するかは、患者さんの歯並びの状態、治療期間、予算、そして日常生活に与える影響など、多くの要因を考慮する必要があります。インビザラインとワイヤー矯正の併用に関して、そのメリットやデメリット、適用可能な症例などを理解することは、患者さんが納得のいく治療を選ぶ上で極めて重要です。本文では、この併用治療の概要から実際の適用例、治療を検討する際の重要なポイントまでを詳しく解説していきます。

インビザライン矯正ならさいわいデンタルクリニック

さいわいデンタルクリニックは、北広島市大曲幸町に位置するアットホームな歯科医院で、インビザラインを使った矯正治療に500症例以上の実績があります。デジタル技術を駆使し、3Dスキャナーで精度の高い治療をご提供しています。

当院では一般歯科(むし歯の治療、歯周病の治療、義歯や入れ歯治療)・小児歯科(子どもの虫歯治療、乳歯のトラブル、虫歯予防)・矯正歯科(床矯正治療、インビザライン、マイオブレース)・口腔外科(歯の移植・再植、顎関節症)・審美治療(ホワイトエッセンス)・予防歯科(歯石除去、ブラッシング指導、フッ素塗布)の診療を行っております。気になる症状やお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

さいわいデンタルクリニック

院名:さいわいデンタルクリニック
住所:北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
電話:011-375-6195

ご予約はこちら

■インビザラインとワイヤー矯正の基本

インビザライン矯正とは何か

インビザライン矯正とは、見た目に影響を与えずに歯並びを整えることができる、透明なマウスピース型の矯正器具を用いた治療法です。この治療法は、従来の金属製のブラケットやワイヤーを使用する矯正治療とは異なり、装置の目立たないことが最大の特徴です。透明なプラスチック製のマウスピースを歯にはめ込むことで、徐々に歯を理想的な位置へと移動させていきます。

治療のプロセスは、まず矯正を希望する患者さんの歯の状態を詳細に分析し、3Dスキャナーで口腔内をデジタルスキャンします。そのデータを基に、患者さん一人ひとりの歯並びや咬み合わせの問題に合わせた治療計画が立てられます。そして、その治療計画に基づいて、患者さんの歯を少しずつ動かしていくための一連のマウスピースが作成されます。治療期間中、患者さんは数週間ごとに新しいマウスピースに交換し、段階的に歯を移動させていきます。

インビザライン矯正の大きな利点は、その審美性にあります。マウスピースは透明であり、日常生活において他人の目にほとんど気づかれることがありません。これにより、社会生活や仕事において見た目を気にすることなく矯正治療を受けることが可能です。また、マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際には外して行うことができ、衛生的な面でも優れています。

インビザライン矯正の効果や適用可能性については、個人の歯の状態や矯正に対する期待値によって異なります。そのため、実際に治療を検討する際には、詳細な診断と個別の相談を通じて、専門的なアドバイスを受けることが望ましいです。進化を続ける矯正治療の中で、インビザラインは多くの人にとって魅力的な選択肢の一つとなっています。

ワイヤー矯正とは何か

ワイヤー矯正は、不正咬合や歯並びの問題を修正するために広く採用されている伝統的な矯正治療法です。この方法は、金属製のブラケットを各歯に接着し、それらをワイヤーで繋ぐことによって、歯を徐々に理想的な位置に移動させていきます。治療期間は個人の歯並びの状態や治療の複雑さによりますが、一般的には数ヶ月から数年かかることが多いです。

ワイヤー矯正の主な利点は、その効果の高さと幅広い適用範囲にあります。ほとんどの不正咬合や重度の歯並びの問題に対して効果的であり、矯正歯科医は細かい力の調整を行うことができるため、非常に正確な結果を得ることが可能です。また、ワイヤー矯正は時間の経過とともに技術が進歩しており、現在では目立ちにくいセラミック製のブラケットや歯の裏側に装置を取り付ける舌側矯正など、患者さんのニーズに合わせた様々なオプションが提供されています。

しかし、ワイヤー矯正にはいくつかのデメリットもあります。最も一般的に指摘されるのは、ブラケットやワイヤーが目立つことによる審美的な問題です。特に大人の患者さんの中には、社会生活や仕事上での見た目を気にされる方も多く、この点が治療選択における大きな障壁となることがあります。また、ブラケットとワイヤーが口内に存在することで、食事の際の不便さや、歯磨きが困難になるといった衛生面での問題も発生しやすくなります。

治療を開始する前に、矯正歯科医は患者さんの口内を詳しく検査し、レントゲン撮影や口腔内の印象取りを行い、個々の状態に合わせた治療計画を立てます。その後、ブラケットの取り付け、ワイヤーの調整など、定期的な訪問が必要になります。治療期間中は、患者さんの協力も非常に重要で、指示された口腔衛生の維持や、定期検診への遵守が治療成果に大きく影響します。

ワイヤー矯正は長年にわたって多くの患者さんの歯並びを改善してきました。その実績と信頼性は、今日でも多くの矯正治療選択の中心となっています。しかし、患者さんのライフスタイルや審美的な要望に応えるために、矯正歯科医と十分に相談し、自分に最適な治療法を選択することが重要です。

両者の基本的な違いと共通点

インビザライン矯正とワイヤー矯正は、目的とするところ、すなわち不正咬合や歯並びの問題を解決し、患者さんに健康的で美しい笑顔を提供する点で共通しています。しかし、その方法論、患者さんの生活への影響、審美性、コスト面での考慮など、多くの違いがあります。

まず、インビザライン矯正は透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、このマウスピースを定期的に交換することで歯を徐々に動かしていきます。この治療法の最大の特徴は、マウスピースがほとんど目立たないことにあり、患者さんが日常生活で自信を持って過ごせるように配慮されています。また、取り外し可能なため、食事や歯磨きの際に装置を外すことができ、衛生的なメリットも大きいです。しかし、複雑な矯正が必要な場合や、患者さんの協力度が低いと効果を得られにくい側面もあります。

一方、ワイヤー矯正は金属製のブラケットを歯に固定し、ワイヤーで連結することにより歯を動かしていく方法です。この伝統的な矯正治療は、広範囲にわたる複雑な症例に対応可能であり、治療の精度が非常に高いという大きな利点があります。しかし、装置が目立つこと、食事や歯磨きの際の不便さ、口内の違和感などがデメリットとして挙げられます。

共通点としては、どちらの治療法も個々の患者さんの状態に応じたカスタマイズが可能であり、矯正歯科医との密接な連携のもと、患者さん一人ひとりに合った治療計画が立てられます。また、最終的な目標は同じく、患者さんが健康で美しい歯並びを手に入れ、自信を持って笑顔を見せられるようにすることです。どちらの治療法も、症例によっては予想以上の時間がかかることがあり、患者さんの理解と協力が必要不可欠です。

選択にあたっては、患者さんのライフスタイルや治療に対する期待、コストの面を考慮することが重要です。一部の人にとってはインビザライン矯正の審美性と便利さが魅力的である一方で、他の人にはワイヤー矯正の確実性と効果の高さが必要とされるかもしれません。矯正治療は長期にわたるプロセスであり、患者さん自身が納得し、快適に過ごせる方法を選択することが最も重要です。

■併用治療のメリット

審美性と機能性の両立

歯科矯正治療において、審美性と機能性の両立は患者さんが最も重視する要素の一つです。この二つの要素は、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや発音の改善などの機能的な問題を解決することを目指します。現代の矯正治療は、これらのニーズに応えるために多様な技術や方法を提供しています。

審美性に関しては、矯正治療を受ける多くの大人や若者が、装置が目立たないことを望んでいます。このニーズに応えるために、インビザラインのような透明なマウスピースや、セラミック製のブラケット、歯の裏側に装着する舌側矯正などが登場しました。これらの方法は、治療中も自然な笑顔を保ちながら、社会生活や仕事を続けることを可能にします。特にインビザラインは、透明で取り外し可能なマウスピースを使用するため、日常生活において矯正治療を受けていることをほとんど意識させません。

一方、機能性の改善は、単に歯並びを美しくするだけでなく、正しい噛み合わせを確立し、顎関節症のリスクを減らし、発音の改善や食事のしやすさなど、生活の質を高めることを目指します。適切な噛み合わせは、歯の健康だけでなく全身の健康にも影響を及ぼします。例えば、不正咬合は顎の痛みや頭痛の原因となることがあり、これらの問題を解決することで、患者さんの生活の質が大幅に向上します。

審美性と機能性の両立を達成するためには、矯正歯科医と患者さんの間での詳細な相談が不可欠です。治療計画の段階で、患者さんのニーズと期待を明確にし、それに基づいた治療方法を選択することが重要です。また、現代の矯正治療技術は日々進化しており、患者さん一人ひとりの独特な状況に対応するために、オーダーメイドの治療計画が可能になっています。

総じて、審美性と機能性の両立は、患者さんが自信を持って健康的な生活を送るための基盤を提供します。美しい笑顔と正しい機能を備えた歯並びは、患者さんの社会生活や自己表現に大きな影響を与えるため、現代の矯正治療ではこの二つの要素が重要な考慮事項となっています。

治療期間の短縮可能性

歯科矯正治療における治療期間の短縮は多くの患者さんが望むことの一つであり、近年の技術革新によりその可能性が広がっています。矯正治療の期間は、患者さんの症状の複雑さ、使用する矯正方法、そして患者さんの協力度に大きく左右されます。治療期間を短縮することは、患者さんの精神的、経済的負担を軽減し、より早く美しい歯並びを手に入れることができるため、矯正治療の選択肢を考える際の重要な要素となっています。

最新の矯正治療技術の中には、治療期間を短縮することを目的としたものが多数存在します。例えば、3Dプリンティング技術を用いたカスタムメイドのマウスピース矯正は、患者さん一人ひとりの歯並びや咬み合わせの状態に応じた精密な治療計画を可能にします。これにより、無駄なく効率的に歯を動かすことができ、従来の方法に比べて治療期間が短縮される場合があります。

また、低周波振動を用いた装置や、歯を動かす力を最適化するための新しいワイヤー技術なども、治療期間の短縮に寄与しています。これらの技術は、歯の移動速度を加速させることができるため、患者さんがより早く治療効果を実感できるようになります。

しかし、治療期間の短縮には慎重なアプローチが必要です。歯や顎の骨を無理に動かすことは、歯根の短縮や顎の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、矯正歯科医は患者さんの健康状態や治療への適応度を詳細に評価し、安全かつ効果的な治療計画を立てることが不可欠です。患者さんとの密接なコミュニケーションを通じて、期待する治療結果と実現可能な期間についての理解を深めることも大切です。

治療期間の短縮を目指す場合でも、患者さん自身の積極的な協力が欠かせません。例えば、マウスピース型矯正の場合は、指定された時間以上マウスピースを着用することが求められます。また、定期的な検診や指示に従うことも、治療をスムーズに進める上で重要です。

最終的に、治療期間の短縮は、患者さんと矯正歯科医の共同の努力と理解によって達成される目標です。最新の技術を活用しつつも、患者さん一人ひとりの健康と安全を最優先に考えた治療計画のもとで、効果的かつ効率的な矯正治療を目指すことが、最良のアプローチと言えるでしょう。

複雑な症例への対応力

複雑な症例への対応力は、歯科矯正治療において極めて重要な要素です。重度の不正咬合、歯の大きな移動が必要なケース、顎の骨格に問題がある症例など、患者さん一人ひとりの状況は多岐にわたります。これらの複雑な症例に対して、矯正歯科医は専門的な知識と経験を駆使して、個別の治療計画を策定し、実行します。

近年、矯正歯科の分野では、高度な技術の進歩が見られます。3Dイメージング技術、コンピューターを用いたシミュレーション、カスタマイズされた矯正装置の開発など、これらの技術は複雑な症例への対応力を大きく向上させています。特に、3Dイメージングとコンピューター技術を組み合わせることにより、矯正歯科医は患者さんの口腔内の正確な3Dモデルを作成し、治療前に症例の結果を予測することが可能になりました。これにより、治療計画の精度が向上し、より良い治療結果を期待できるようになっています。

また、複雑な症例では、患者さんの顎の骨格に介入する必要がある場合もあります。これには外科的矯正治療が含まれ、矯正歯科医と口腔外科医との密接な協力が必要になります。外科的矯正治療は、顎の位置を直接調整することで、より根本的な咬合の問題を解決することができるため、特に複雑な症例には不可欠な選択肢となります。

複雑な症例への対応では、患者さんとのコミュニケーションも重要な役割を果たします。治療の過程は長く、時には身体的、精神的な負担が伴うため、患者さんが治療に対して正確な理解と適切な期待を持つことが重要です。矯正歯科医は、治療計画の説明、期待される結果、可能なリスクについて、患者さんと十分に話し合い、共に治療の道筋を決定します。

複雑な症例に対する治療は、矯正歯科医の技術と経験、最新の技術の活用、そして患者さんとの密接な協力によって成り立っています。これらの要素が組み合わさることで、より効果的で安全な治療が実現し、患者さんに満足のいく治療結果を提供することができるのです。

■併用治療のデメリット

コストがかかる可能性

歯科矯正治療は、美しい笑顔と健康的な咬み合わせを手に入れるための有効な手段ですが、その過程でかなりのコストが発生することがあります。治療費用は、選択する矯正方法、治療の複雑さ、治療期間、そして治療を行う地域やクリニックによって大きく異なります。

矯正治療に用いられる装置の種類は多岐にわたります。従来の金属ブラケットから、目立ちにくいセラミックブラケット、裏側矯正(舌側矯正)、透明なマウスピース型矯正装置(例:インビザライン)まで、患者さんのニーズに応じた選択肢が存在します。これらの中で、目立たない装置や最新技術を用いた矯正方法は、従来の金属ブラケットを使用する方法に比べて一般にコストが高くなる傾向にあります。特に、インビザラインのような透明マウスピース型矯正は、カスタマイズされたマウスピースを複数回作成する必要があるため、費用が高額になることがあります。

また、矯正治療の複雑さもコストに大きく影響します。軽度の歯並びの調整から、重度の不正咬合や顎の骨格に関わる症例まで、治療の必要性は患者さんによって大きく異なります。複雑なケースでは、より長い治療期間や追加の治療手段が必要になることが多く、これが結果的にコスト増につながります。

治療を行う地域や選ぶクリニックによっても、費用に差が出ることがあります。地域によっては物価水準の違いが反映され、またクリニックによっては治療技術や提供するサービスのレベルが異なるため、同じ治療内容であっても費用が変動することがあります。

矯正治療を検討する際には、初診時のカウンセリングや診断を通じて、矯正歯科医から詳細な治療計画と見積もりを提供してもらうことが重要です。また、治療費用には何が含まれているのか、追加費用が発生する可能性はあるのかを事前に確認することも大切です。いくつかのクリニックを比較検討し、自分のニーズと予算に合った適切な治療法を選択することが、患者さんにとって最善の道となります。

矯正治療は一生に一度の投資となる場合が多く、その効果は長期にわたって患者さんの生活の質を向上させるものです。そのため、コストと利益を慎重に考慮し、十分な情報に基づいて治療方法を選択することが望ましいです。

定期的な調整とフォローアップの必要性

歯科矯正治療において、定期的な調整とフォローアップは成功に不可欠な要素です。矯正治療は、単に歯を動かすだけでなく、患者さんの口腔全体の健康を考慮した上で、最終的な目標に向けて進められます。この過程では、歯の動きや治療の進行状況を定期的に評価し、必要に応じて装置の調整を行うことが重要になります。

矯正装置、特にワイヤー矯正を使用する場合、歯を正しい位置に動かすためには、一定期間ごとにワイヤーの調整が必要になります。これは、歯が予定通りに移動しているかを確認し、治療計画に基づいて適切な圧力を歯に加え続けるためです。調整を怠ると、歯の動きが停滞したり、最悪の場合は治療結果が不満足なものになる可能性があります。

フォローアップは、治療中の口腔内の健康状態をチェックするためにも重要です。矯正装置を装着していると、歯磨きが難しくなり、プラークがたまりやすくなるため、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。定期的なフォローアップにより、これらの問題を早期に発見し、適切な対策を講じることができます。

また、患者さんの生活習慣や口腔ケアの方法に関するアドバイスを提供する機会でもあります。適切なブラッシング方法や、矯正治療中に避けるべき食べ物など、患者さんが日常生活で注意すべきポイントについて、矯正歯科医や歯科衛生士から具体的な指導を受けることができます。

矯正治療が終了した後も、リテーナーの装着など、歯が元の位置に戻らないようにするためのフォローアップが必要です。治療後の安定期間中には、定期的に歯科医院を訪れ、歯の位置の安定性やリテーナーの適合性をチェックすることが推奨されます。

矯正治療は、患者さんと歯科医師の協力による長期的なプロジェクトです。定期的な調整とフォローアップを通じて、治療の進行状況を適切に管理し、口腔内の健康を維持することが、美しい笑顔と健康な咬み合わせを手に入れるための鍵となります。これらの継続的なケアが、患者さんが期待する治療結果を実現する上で不可欠です。

■治療選択前に考えるべきこと

治療目的と期待する結果を明確にする

歯科矯正治療を始める前に、治療目的と期待する結果を明確にすることは、患者さんと矯正歯科医の双方にとって極めて重要です。治療を通じて実現したい具体的な目標を設定し、それに向けてどのようなプロセスを経るのかを理解することで、治療の満足度を高めることができます。

治療目的は、単に歯並びを美しくすることだけではありません。不正咬合の改善、噛み合わせの調整、顎関節症の予防や改善、発音の明瞭化、口腔衛生の向上など、多岐にわたることが考えられます。これらの目的は患者さんの生活の質に直接関わるため、治療前には自分自身が何を最も重視しているのかを考え、矯正歯科医に伝えることが重要です。

期待する結果を具体的にすることも、治療計画を立てる上で不可欠です。たとえば、「歯並びを整えたい」という希望がある場合、どの歯が気になるのか、どの程度まで改善を望んでいるのかを明確にします。また、「噛み合わせを良くしたい」という場合は、具体的にどのような噛み合わせを目指しているのか、現在抱えている問題点は何かを伝えることが必要です。

治療目的と期待する結果を明確にした上で、これらを矯正歯科医に伝え、十分なコミュニケーションを取ることが大切です。矯正歯科医は、患者さんの要望を踏まえた上で、医学的、専門的な観点から最適な治療計画を提案します。時には、患者さんの期待に完全に応えることが難しい場合もありますが、その際には代替の提案や期待を満たすための別のアプローチが考えられるかもしれません。

矯正治療は時に予想以上の時間がかかることもあり、すべての人が同じ結果になるわけではありません。治療前には、矯正歯科医から治療の流れ、必要な期間、費用、期待できる結果の範囲について詳細な説明を受け、現実的な期待値を設定することが望ましいです。これにより、治療過程での不安を軽減し、最終的な結果に対する満足度を高めることができます。

治療目的と期待する結果を明確にすることは、治療の成功に向けた第一歩です。患者さん自身が何を望んでいるのかを明確にし、矯正歯科医との信頼関係のもとで治療に臨むことが、理想の笑顔への道を切り開きます。

矯正歯科医との相談の重要性

矯正歯科治療を検討する際に矯正歯科医との相談が極めて重要である理由は多岐にわたります。このプロセスは、単に適切な治療法を選択するだけではなく、患者さん自身が治療に関する深い理解を持ち、積極的な関与をするための土台を築くことに他なりません。

治療の始まりは、患者さんの個々の状況に応じた治療計画の策定から始まります。矯正歯科医はその豊富な専門知識と経験を駆使して、一人一人の口腔内環境や症例の特性を詳細に分析し、最適な治療アプローチを提案します。ここでの相談は、治療の方向性を決定づける重要なステップです。

さらに、現代の矯正治療には様々な方法が存在し、それぞれに特徴があります。従来型のブラケットやワイヤーから、目立ちにくい透明なマウスピース型矯正まで、選択肢は豊富です。これらの治療法の利点と限界を理解するためにも、矯正歯科医との相談は不可欠であり、患者さんが自分のライフスタイルやニーズに合わせて最良の選択をするための指針となります。

治療を通じて達成しようとしている目標と実際に可能な結果との間には、時に乖離が存在することもあります。患者さんが持つ理想と現実を照らし合わせ、最も現実的で満足のいく結果を得るための道筋を共に考えることが、相談の過程で得られる重要な成果の一つです。

また、治療中に生じる可能性のある不安や疑問を事前に解消しておくことは、治療の進行においても非常に重要です。矯正歯科医とのオープンなコミュニケーションを通じて、治療の各ステップやそれに伴う感覚、期待される変化についての理解を深めることができます。

治療が完了した後も、維持期間中のケアやフォローアップが必要となります。治療前の段階でこれらについても話し合っておくことで、治療後の生活における準備も整えることができます。

このように、矯正歯科医との相談は、患者さんが治療に対して持つ理解を深め、治療過程における不安を最小限に抑え、最終的な治療結果に対する満足度を最大化するために、非常に重要なプロセスです。

■まとめ

併用治療、すなわちインビザライン矯正と従来のワイヤー矯正を組み合わせて行う治療法を選択する際には、いくつかの重要な注意点があります。この治療法は、それぞれの治療の利点を生かし、より複雑な症例や特定の患者さんのニーズに応える可能性を持っていますが、適切な計画と慎重な検討が必要です。

まず、治療の目的と期待する結果を明確にすることが不可欠です。併用治療を選択する主な理由は、審美性と機能性の両立、治療期間の短縮、そして複雑な症例への対応力の向上にあります。患者さん自身が何を最も重視しているのか、どのような結果を期待しているのかを、矯正歯科医と十分に話し合い、共通の理解を持つことが重要です。

次に、コストについての検討が必要です。併用治療は、一般的にはいずれかの単独治療よりも高額になる可能性があります。治療にかかる費用、長期にわたる治療計画に伴う追加費用、維持費用など、全体のコストを把握し、予算内で最適な治療を受けられるよう計画することが求められます。

また、装着感や日常生活への影響も考慮する必要があります。インビザラインとワイヤー矯正は、それぞれ異なる装着感やケアの必要性を持ちます。併用することで、日常生活における不便さや口腔衛生の管理がどのように変わるかを理解し、適応する準備をしておくことが重要です。

さらに、定期的な調整とフォローアップの重要性を理解することも、併用治療を成功させる上で欠かせません。治療過程での矯正歯科医との連携は、治療の進捗を適切に管理し、期待される結果を得るために不可欠です。このため、治療期間中は矯正歯科医の指示に従い、定期的な検診を欠かさないようにしましょう。

最後に、矯正歯科医との密接な相談を通じて、治療計画の策定から治療後のケアまで、一貫したサポートを受けることが大切です。患者さん自身の希望や疑問を開かれた形で共有し、矯正歯科医の専門的な意見や提案を受け入れることが、治療の成功への鍵となります。

併用治療は、その柔軟性と高い適応力により、多くの患者さんにとって有効な選択肢となる可能性があります。これらの注意点を念頭に置きながら、矯正歯科医と共に慎重に治療方法を選択することで、満足のいく治療結果を得ることができるでしょう。

インビザライン矯正ならさいわいデンタルクリニック

さいわいデンタルクリニックは、北広島市大曲幸町に位置するアットホームな歯科医院で、インビザラインを使った矯正治療に500症例以上の実績があります。デジタル技術を駆使し、3Dスキャナーで精度の高い治療をご提供しています。

当院では一般歯科(むし歯の治療、歯周病の治療、義歯や入れ歯治療)・小児歯科(子どもの虫歯治療、乳歯のトラブル、虫歯予防)・矯正歯科(床矯正治療、インビザライン、マイオブレース)・口腔外科(歯の移植・再植、顎関節症)・審美治療(ホワイトエッセンス)・予防歯科(歯石除去、ブラッシング指導、フッ素塗布)の診療を行っております。気になる症状やお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

さいわいデンタルクリニック

院名:さいわいデンタルクリニック
住所:北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
電話:011-375-6195

ご予約はこちら

■さいわいデンタルクリニックについて

さいわいデンタルクリニックは、北広島市大曲幸町に位置するアットホームな歯科医院で、患者様のさまざまな歯科のお悩みに対応しています。当院は、インビザラインを用いた歯の矯正治療において北海道屈指の症例実績を誇り、500症例以上の経験を持っています。他院では受けて頂けない難しいとされる症例にも対応可能で、短期間での治療や幅広い価格帯でのご提案が可能です。特に、近年のデジタル化の波に乗り、口腔内3Dスキャナー「アイテロ」を導入しており、マウスピース矯正や前歯用矯正の精度が向上しています。さらに、当院の特性を活かしたホワイトニングもご提供しております。また、クリニックは持続可能な開発目標(SDGs)にも取り組み、患者様の健康寿命の促進や環境に配慮した治療を目指しています。働きやすい環境の実現にも力を入れ、ホワイト企業認定ゴールドの認定を受けています。患者様が安心して通院できるよう、日々の治療に真摯に取り組んでいます。

■他院との違い

マウスピース矯正は、従来の方法とは違い、交換式のマウスピースを使用して歯を整える治療法です。この手法は導入が容易であるため、多くの歯科医院で手頃な価格で提供されるようになっています。ただし、マウスピースがシンプルで手軽だからと、位置やアクセスの良さだけで歯科医院を選ぶと、歯の動きに関する知識や特定の技術の経験が不足している医院での治療は、時として矯正の失敗につながることがあるという事例が増加しています。マウスピース矯正は一見シンプルに見えますが、その成果は歯科医師の経験や実績に大きく左右されます。特定の技術の実績、治療の管理方法、矯正歯科の全体的な知識や技術を持つ医院での治療が、成功への鍵となる要素です。
当院では、インビザライン矯正の実績も豊富なため、他院では受けて頂けない難しいとされる症例にも対応可能で、短期間での治療や幅広い価格帯でのご提案が可能です。

■よくある質問

Q.インビザラインの治療費はどれくらいかかかりますか?
A.基本的に保険が適用されない「自費診療」になります。費用は歯科医院によって幅があり、また、歯の状態や治療期間等によっても違いますので、直接、歯科医院にご相談ください。

Q.相談するだけでも費用はかかりますか?
A.無料相談や、無料事前カウンセリングを行っている医院もあります。カウンセリングの他に検査などを行う場合、別途検査などに費用がかかる場合もありますので、事前に歯科医院にお問合せすることを、おすすめします。

Q.治療期間はどれくらいですか?
A.インビザラインにおける治療期間は歯科医師の治療方針や治療計画等によって異なります。また、患者様の口腔内の状態によっても異なるため、まずは歯科医院にご相談ください。

Q.インビザラインで治療できる歯並びに制限はありますか?
A.ワイヤーを使った通常の矯正治療の場合と同様の適用範囲と考えられています。ただし、担当医の治療方針、使用する装置の種類等によって対応できる範囲が異なります。詳しくは歯科医院へご相談ください。

インビザライン

医療法人mirai さいわいデンタルクリニック ご予約・お問い合わせはこちら 011-375-6195

住所:北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
お車でのアクセス:駐車場完備(5台) 第2駐車場あり

ご予約はこちら

診察時間

休診日:日曜日・祝日

■ → 木曜日 午前9:00 ~ 13:30(受付13:00まで)
▲ → 土曜日 午前9:00 ~ 14:30(受付14:00まで)

> 詳しくはこちら