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2021/2/24ブログ
本日のテーマ【歯周病を治すのはナゼ?】
歯周病を治すのはナゼ?
ここ最近、歯周病の患者様が年々増えています。
何とか減らして健康的なお口元になってほしいですね。
では、なぜ歯周病を治さないといけないのでしょうか?
実は、歯を失うだけではないんです。
口腔内細菌が全身の病気を悪くするからなんです。
歯周病を放っておくと、
最終的には歯がなくなってしまいます。
歯周病は歯周組織に起こる化膿性炎で、
その原因は歯周病菌です
。
歯周病菌が歯周組織に入り込み
組織を破壊することになります。
細菌が生体に侵入したとき、
白血球の仲間である好中球(細菌を貪食)
マクロファージ(抗原を貪食後、細胞外に提示する)
リンパ球(提示された抗原を自己か非自己か認識に、免疫反応により敵を退治)
などが対峙し、その結果、腫張、発赤、発熱、疼痛という炎症が起こります。
ここまでは、歯周病の炎症ですが
そこから細菌が血管に侵入し生体内に入り込むと、
糖尿病、慢性腎炎、心筋梗塞、動脈硬化などを増悪化させ、
非アルコール性脂肪肝炎、早産・未熟児などもわかってきました。
特に、糖尿病が歯周病の基礎疾患であることは周知の事実です。
糖尿病があると、血糖値が高くなり、白血球や免疫にかかわる細胞の機能が低下し、
感染しやすくなり歯周病も悪化しやすいといえます。
もはやお口の中だけでなく全身疾患も考えていかなくてはいけない時代です。