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2021/2/3ブログ
本日のテーマ【ペリオと新型コロナウイルス感染症】について
ペリオ（歯周病）と新型コロナウイルス感染症（COVID-19）
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の
原因ウイルスであるSARS-CoV-２は
感染力が強く生活行動の変革だけで鎮静化できません。
ワクチンの開発が期待されていますが、
世界のどこかでウイルスが変異すればワクチンの効果も限定的になります。
そこで、感染しても発症しない
あるいは重症化させない方策が必要です。
歯周病の予防あるいは治療や口腔清掃はCOVID-19や
インフルエンザなどのウイルス感染症を重症化させない方策の１つと考えられます。
その理由は、
過去数年間、口腔の健康が全身的な健康に影響を
与えることが明らかにされてきました。
特に歯周病原細菌の口腔への感染によって
脳など遠隔臓器に炎症を引き起こし、
アルツハイマー病・糖尿病・アテローム性動脈硬化症・脳血管疾患などの
全身疾患の発症が促進されることがわかっています。
呼吸疾患との関連では、
歯周病と慢性閉そく性肺疾患（COPD）の関連性が認められています。
また、口腔衛生を改善することでインフルエンザを含む
呼吸器疾患のリスクを減らすことができます。
口腔衛生の改善と口腔ケアにより、特に高齢者や集中治療室の人々において
呼吸器疾患の進行や発生が減少することがわかります。
ですので、歯周病を放置することは、重度のCOVID-19を
発症する素因となる可能性があります。
COVID-19のパンデミック期間中、口腔衛生をこれまで以上に
厳格に維持することにより、
歯周病の発症を抑制することが健康を維持します。
そのためにも、毎日のケアと定期的な歯科受診をおすすめします！！
