新着情報
新着情報
2020/9/16ブログ
本日のテーマ【食育~乳幼児期~】
食育
「食育基本法」が制定されて、「食育」という言葉は広く浸透し「食」に対する人々の意識はいままでになく高まっています。
その一方で、食習慣の乱れや食生活に起因する全身疾患の問題
情報の氾濫など、「食」に関する問題は山積しており、
ライフステージごとの「食」の問題に歯科医療は大きくかかわります。
- 乳幼児期
~子どもの健全な“食べる”をサポート~
乳幼児期の生活背景
・学童期以降の食べ方の基礎をつくる時期で、心身の発達、味覚や咀嚼機能の発達のための大切な時期です
・保育園や幼稚園に通い始め、親元から離れることで社交性が身に付きます
・この時期に、食事、運動、睡眠、排泄などの基本的な生活習慣が確立されます。
乳幼児期の食支援
乳幼児期の食支援は保護者さまへのアドバイスが主となってきます。
この時期は、親の生活リズムや嗜好品が子どもにも影響します。
間食の摂り方や歯によい食べ物など、食に関する情報を提供します。
口腔衛生指導と正しく“食べる”ための支援
幼児本人が積極的に口腔清掃を行うことは困難であることが多いため
まずは保護者主体で口腔清掃を行うようにし、
歯磨きに慣れてもらうことから始めてもらいます。
また、ホームケアとして年齢に応じたフッ化物を用いて、
齲蝕予防も積極的に取り入れていただきます。
≪おやつの食べ方アドバイス≫
・飴などの口腔内に長時間停留する食べ物は控える
・お菓子を子どもの手の届かない場所に移動させます
・おやつ時間を決めてダラダラ食べないようにします
≪食事でのアドバイス≫
・食事時間中の水分摂取はお茶、水に変更し、ジュースはおやつの時間がおすすめ
・間食の内容は、3食で摂りにくいビタミンやミネラルの補給、果物、乳製品、いも類、豆類、穀類がおすすめ